こんにちは!目黒区 駒場東大前駅からすぐのところにある
探究型学童(民間学童・アフタースクール・塾)エミリーキッズラボです。
今回は、6,7月に行ったいろいろラボのプログラム「自然の色って?」についてお伝えします♪
6,7月は続けて「自然の色って?」といういろいろラボのプログラムに挑戦しました。
ジャンルは、「ものづくり」「自然科学」になります。
昔の人は、どうやって絵を描いていたのでしょう。なぜ、絵を描いたのでしょうか?絵具がなかった時代に戻って、自分たちで絵を描くことに挑戦してみました。
まずは、リンゴの絵からスタートです。
子どもたちは、リンゴにある色を、色見本帳のカードから選んで貼り付けていきました。
でも、思うような単純な色ではありません。
赤だけでなく、黄色やオレンジっぽい色も混ざっているということに子どもたちは気が付きました。
そうです、自然の色は単純な「赤」や「黄色」の単色ではありません。
自然の色は複雑な色をしているんですよね。
今月のミッションは「自然の色について探究しよう!」と、子どもたちとスタッフで意気込みます。
初日のミッションはリンゴの色から甘いところを探してみてみよう!ということになりました。
リンゴを切ってみると、中には黄色の色がグラデーションになっています。
どこが濃いだろう?そしてどこが、甘いんだろう?
「黄色の濃いところが甘いんじゃないかな?」
子どもたちは、予想してみました。
そこで、糖度計で甘さを測ってみました。
自分が「ここが甘いんじゃないかな」と思う色の部分を調べて糖度計で各々、測ってみました!
一番甘い糖度を出せた人が優勝です!
さて、次の回では駒場野公園に行きました。
葉っぱなど、いろいろな色を袋に集めました。
葉っぱにも、「緑色」だけではなく、「黄色」や「濃い緑色」や「少し焦げたような赤色」「茶色」など、いろいろな色がありました。
持って帰った自然物をすり鉢やガーゼでつぶして、色を出してみました。
その液体を水に出してみたらどうだろう??
子どもたちが積極的に出してくれた意見は、すぐにみんなで実行してみます。
水に葉っぱの液体を溶かして、紙に描いてみたら薄いね!ということが分かりました。
その次の週に、今度は自然界の材料でできている岩絵の具を使って絵を描いてみますと、きれいに絵を描くことができました。
岩絵の具は、鉱石を砕いてつくられた粒子状の絵具でよく日本画の顔料として使用されています。日本では自然界からもたらされるこの顔料を昔から大切に使ってきました。
鉱石によって色の彩度や深度などが異なるので、素材が持つ自然な色調が味わい深く映ります。
教室長はみんなに、「岩絵の具は和紙や洞窟に描いてることが多いよ」ということを教えてくれました。子どもたちも、「昔の人は自然の色で表現したいことがあったんだね」と納得しました。
7月に入ると、自分たちで岩絵の具を作って、絵を描いてみるというミッションに入りました。
昔の人は、「狩りができた絵」や「王様のこと」や伝えたいことを絵に描いていたので、子どもたちも、同じように未来のだれかに向けて岩絵の具でメッセージとなる絵を描いてみることに。
本来この「自然の色って?」のテーマは、1か月で閉じる予定でしたが、子どもたちが岩絵の具に興味を持ち、絵具づくりに浸って楽しんでいたので、もうひと月延長することになりました。
こうして、エミリーキッズラボでは、決まりきったプログラムを予定どおりに運用するのではなく、子どもたちの興味や熱意に合わせて、プログラムを変化させるということを行っています。
子どもたちは機械ではなく、色とりどりの様々な色を持つ柔らかい心の持ち主ですので、エミリーキッズラボでも、柔らかい心を大切にして、興味のある方向に浸らせてあげたいと考えております。
さて、通常の日本の子どもたちは生活の中でほとんどが既製品を与えられて生活をしています。
エミリーキッズラボでは、「赤は一色ではない」ということを、心がけて毎日過ごしています。
これは「固定概念を覆す」心を持つ学習です。
「赤じゃなくて黄色もあるんじゃないか?」
「元々あるものじゃなくても、作れるのではないか?」
そんな創造的な生活体験をして、柔軟な頭からアイディアを引き出してあげたいと思っています。
今後、子どもたちが生きていく未来には
「無いからできない、じゃなくて作ってみよう!」
という発想の転換や、気持ちの切り替え、解決に至るルートを探す思考回路が大切です。
エミリーキッズラボでは、子どもたちが次へのステップを踏めるよう一緒に寄り添っていきます!(^^)!
目黒駒場校では、ご希望の方が随時見学できるようにご用意をしております。
「百聞は一見に如かず」ですので、ぜひ思い立った時にお問い合わせください♪