【コラム⑤】学校の準備を自分でできないんだけど、どうしたらいいの?

2020年10月22日 コラム

民間学童 片づけられない子どもに悩む

最近、またお悩みの相談をいただいたのですが、それは

「学校の準備を自分でできないんだけどどうしたらいいの?」
「学校からの手紙をなくしてしまうんですが…」

というものでした。これは、本当に困る~~~…。どうにかしてほしい!と不安や苛立ち、、、ごもっともだと思います。今日はこんな悩みと闘われる保護者のための記事を目指します!

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【今日の記事のポイント】
①本人が「できるようになりたい」と思っているかどうか
②思っている場合といない場合とで、対応を変える

単刀直入に申し上げますと、キーワードは、その子自身が“準備や手紙を届ける事をできるようになりたい(必要がある)と思っているどうか? です。

できるように…
【なりたいと思っている】
→一緒に計画や目標をたてて、できていたら言葉で褒めてあげてください。
【なりたいと思っていない】
→本人が難しいと感じている作業は、本人が簡単に感じられるようになるまで、一緒にやってあげるしかありません。毎日決まった時間にやってあげると、本人の中でパターン化して身についていく可能性が高いです。そして、簡単と思っている部分は任せて、できていたら(その子が喜ぶ)小さなご褒美をあげるようにしてください。

という具合です。この考え方の根拠は、2つあります。

根拠1 おそらくもう、「なぜ自分で準備できるようになる必要があるのか」は説明されていることだと思います(まだされていなければ、なぜ必要があるのか説明をするところから始めてみてください)。お子さんが理解していて、それなのにできないなら、それはもう、モチベーションがあるかないか・その作業がお子さんにとっては難しいという問題なのです。

根拠2 成功報酬という考え方があります。実は「うまくいったらおやつをあげるよ」式のご褒美は、単純作業には効果的で、単純作業以外には逆効果といわれています(つまりテストで何点取ったらご褒美…は逆効果なのです)。だから、①できるようになりたいと思っている子には言葉で褒め、②思っていない子には(本人にとっての単純作業には)小さなご褒美をあげる、と考えたのです。

…以上が、私なりの回答です。いかがでしょうか?

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★★★
今日はちょっと理論的なお話になってしまいましたが、この「本人にとってやりたいことなのかどうか」「本人にとって難しいのかどうか」というのが大事なところなのです。私たち大人にとっては簡単だったり、自分は子ども時代にやっていたことだったりしますから、やっぱり子どもができないとイライラしたり不安になったりしてしまいますよね。

だからこそ、私たち自身がお子様にとってはどうなのかを見極めたうえで、一緒に成長を実感できるやり方をすることをオススメしたいと思います。
小さい一歩でも、子どもが成長している姿をみられれば嬉しく、一緒に歩んでいけると思います(^^)!

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